〇やってきました、イッシュ地方
六(・・・船に乗って、着いたは良いが)
(そこからの行き方がわからん・・・)
六界は街の人に話し掛けた! ▼
「アララギ博士の所に行きたいのかね?」
→はい
いいえ
「そうか、じゃあこの道をまっすぐ行くといい」
「もう一度説明するかね?」
はい
→いいえ
「無口なこじゃのう・・・」
六(・・・なるほど、基本システムは変わらん、という事か・・・)
案外何とかなった。
難しい会話は筆談で。
〇アララギ博士の所に着いた。
アララギ「ハーイ!あなたがオーキド博士の言ってたロッカイね!私の名前はアララギ。ポケモンという種族がいつ誕生したのか、その起源を調べてます。・・・あら?」
六:俺は緑屋六界という(※英語のフリップ)
ア「ああ、こちらの言葉はしゃべれないのね」
六:(こくっ)オーキド博士にはポケモンを貰って図鑑作りを手伝うように言われているんだが
ア「そう!そうなのよ!実は、あなたの他にも旅に出る予定の子がいるんだけど・・・」
六:聞いている
ア「数も合わないし、先に選んで貰っても良いかしら?この三匹の中から一匹選んで!その子があなたのパートナーよ」
(・・・どれも、知らないポケモンばかりのようだな)
ガタガタっ
(なんだ・・・?右端のが動いて・・・)
ひょい
ア「じゃあ、ロッカイはそのツタージャにするのね?」
六「・・・!?ちょっと待て、俺はまだ」
ア「決まりね」
〇ちょっとしたデジャヴ~五年前、オーキド研究所にて
オーキド「さぁ、ポケモンを選ぶんじゃ!」
ライバル「先に選ばせてやるよ!」
ガタガタガタガタっ
六「・・・?」
ひょいっ
オ「じゃあ六界はそのゼニガメにするんじゃな!」
六「・・・いや、俺はまだ・・・」
オ「そのゼニガメは少し聞き分けがないが元気なヤツでのう!頑張るんじゃぞ!」
六「・・・・・・」
後の爆発ガメである。
〇そして現在
ア「その子はツタージャ。草タイプのポケモンよ。せっかくだから、ボールから出してみたら?」
六「・・・出ろ、ツタージャ」
ぽひゅっ
六「・・・・・・」
ア「どう?」
フリップ:何故ヘッドフォンで音楽を聴いている
ア「この子、ヒップホップが好きみたいなのよ」
フリップ:何故モンスターボールから出した段階でガムを噛んでいる
ア「風船も作れるのよ。凄いでしょ!」
六「・・・・・・」
ア「とにかく!今日からこの子がパートナーよ!よろしくね」
六「・・・・・・(じっ」
ツタージャ「・・・・・・(じっ」
ぺっ(唾吐
六「!」
やっていける気がしません。
〇前途多難
ア「こらっ、ツタージャ!私の後ろに隠れてないで出て来なさいっ!」
六:いきなり唾を吐きかけられたんだが
ア「ごめんなさいねー。この子、悪い子じゃないんだけど」
六「・・・?」
ア「ちょっと人見知りというか、甘えっこっていうか・・・この有様なのよ」
六:つまり、どうしようもない奴なんだな
ア「はっきりと言うわね・・・。まあ、いいわ!とにかく、この子を旅に連れてって一人前にして頂戴!」
六:つまり、厄介払いというわけだな
ア「もう!何とでも言いなさい!とにかくこの子のことをよろしくね!」
ずいっ
がしっ
六:腕にしがみついていて取れないようだな
ア「ツタージャあああぁっ!」
六(・・・大丈夫なのか・・・?)
波乱含みの幕開けである。
〇その後
ア「いい?ツタージャ、私は何もね、あなたが憎くて出て行けといっているんじゃないのよ?一人前になって欲しいから、ロッカイにあなたを託そうと思うの。わかる?」
ツ こくっ
ア「強くなったツタージャが見たいな~」
ツ 照れっ
ア「かっこいいツタージャが見たいな~」
ツ 照れっ
ア「じゃあ、ロッカイと一緒に旅に出てくれる?」
ツ ぶんぶんっ(だ が 断 る
六「・・・御託は良い。一度引き受けたからには、悪いようにはしない。旅に出るぞ」
ツ あっかんべー
六「・・・(イラッ」
がっ
ツ「!?」
六「・・・・・・」
頭 ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅ
※【頭 ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅ】ボールシェイキングに代わる六界の新しい教育的指導。痛いより、不快。
ツ ぺっ(ガム吐いた)
ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっぎゅ
ア(本当に大丈夫なのかしら・・・この二人・・・)
このやり取りを、他の三人と合流するまで続ける二人と一匹だった。
---------------
アララギ博士の口調がよくわかりません。
[0回]
PR